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誘惑

昨年末から週末は必要最低限の用事以外は
外出せずにひたすらパソコンに向かってきた。
どうしても今月末には完成しなければならない
原稿があるのだが遅々として進まない。
その理由は色々とあるが第一は昼寝の誘惑
だと勝手に思い込んでいる。ホームセンターで
買った長座布団に転がっているとウトウトして
しまい朝飯後に1時間、昼飯後に1時間の昼寝を
してしまい慌てて起き上がる日もある。
それだけ日常の仕事で疲れているのだから・・
週末ぐらいは昼寝でも・・・と自分を慰めるが。
今日も長座布団が誘惑している。

  誘惑の一つの冬の森の中 対馬康子

     

   



|-|22:42comments(0)trackbacks(0)
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雨の曽根崎

何やら演歌の題名みたいだが曽根崎は雨だった。
仕事3件を済ませた夕方ごろ雨が降ってきた。
久しぶりに旭屋書店本店に立ち寄ってみることにした。
ビル前に来るとシャッターは降ろされ張り紙が1枚。
昨年年、閉店していた。
知らなかった・・・・・。
20代の頃から本を探すとしたら旭屋だったのに。
書店不況はここまで来ていたのか。
そういえば職場近くの書店も昨年末閉店した。
書店で買い物をしたのはいつだったっけ。
思い出せないほど時がたっている。
最近、本を買うのは新刊、古本共にもつぱらネットで。
我がの消費スタイルはこれでいいのか。
複雑な思いになった。
曽根崎の路地の小さな祠で猫が雨に濡れていた。

 インバネスの人も見掛けて曽根崎は 松本澄江

   

   



    



    
    




|-|23:33comments(0)trackbacks(0)
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中谷美紀『自虐の詩日記』

この週末は沖縄に行く予定だったが先方さん
との日程調整がうまくいかず延期となる。
記憶とは風化してしまう危険がある一方で
神経のひだとなって刻み込まれてもいく。
昨年、筑豊を訪ねて地元在住の記録作家
林えいだいさんと炭鉱跡を歩いてそう実感した。
早く沖縄に行かなければ・・・・・・・。

女優の中谷美紀による『自虐の詩日記』(幻冬舎)を
読む。映画「自虐の詩」(監督・堤幸彦)を観て
舞台となった大阪市西成区の新世界、飛田
辺りの風景で、特に主人公が住むアパートの
路地に記憶があって読んだ。

それはそうとこういう書物はタレント本と呼ばれる
分野に入るのだろう。その類のものにはある種の
想いがつきまとう。絵葉書風な顔写真にゴースト
ライターが書いたと思われる「カタログ」。
そんな先入観は読み始めて数ページで壊れた。
とにかく文章が簡潔で分かりやすい。
素直な性格と頭の良さが想像できる。
これだけ内面を表現できる文章に力を感じさせ
られた。同じ出版社から出された『インド旅行記』も
読んでみたくなった。

篠山紀信が撮影した主人公が住む路地裏が
表紙に使われている。突き当りの鳥居に覚えが
ある。多分、飛田商店街裏の猫塚だろう。
これも記憶の風化と刻印だろうか。

  冬鴎退場うつくしき女優 斎藤冬海

     商品の詳細

  



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冬晴れのクレーン
街を歩いていて最近気づいたことがある。
それは大空に伸びる建築用クレーンのアーム。
地元の空を見渡してもざっと4基がみえる。
マンションの建築が増えているのだろうか。
不動産業界や土地経済に詳しくないが
マンション建築は一般的に景気の指標として
理解されている。不景気にマンションを
買う者は少ない。何の数字を紹介せずに
感覚的な物言いで恐縮だが、景気は
回復されているのだろうか。

しかし、年末年始に会った取引関係者は
異口同音に今年は最悪と予想している。
中には「リーマンショックの再来」と称する
人もいるくらいだから、腹のくくり方は
想像できようというものだ。

さて、厳しい年をいかに生き抜くか。
青空に伸びたクレーのアームが
間延びしていた。

 クレーンを吊つているのは冬晴です 尾田秀三郎


|-|23:24comments(0)trackbacks(0)
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一日遅れの七草がゆ

七日の朝、急に胃が激しく痛みだし、吐き気が。
冷や汗が額に。とうとう我慢できずに近くの
病院に駆け込む。診断はインフルエンザに
よる胃腸炎だそうだ。処方された薬を飲むと
夕方には治まった。普段、玄米を食べているので
胃は丈夫な方だがインフルエンザには負けた。

八日の夜、そんなわけで一日遅れの七草がゆを
食べた。トロトロになった玄米に七草。大根の
スズナとスズシロは分かるがこうなってしまうと
セリとナズナなどの区別がつかない。それでも
疲れ果てた胃袋に粥は静かに溶けていった。

中谷美紀の『自虐の詩日記』(幻冬舎文庫)を
読み始める。

 昭和史閉ず七草粥に白き膜  寺井谷子

    

  



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